NOTE演技用語集

演技用語

知ると世界が広がる!?演技のセカイ・アクティング用語集

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演技のレッスンや現場、俳優同士の会話で出てくる専門用語があります。
その時に用語を知らないと会話についていけないかもしれません。
もしくは知っていればさらに演技の世界が広がっていくかもしれません。

 
RADA
“正式名称はRoyal Academy of Dramatic Arts。
イギリスの王立演劇学校であり、ニューヨークアクターズスタジオ、モスクワ芸術座付属養成所と並び世界最高峰の演技学校とされている。
毎年全世界から応募が殺到し、その中からごく一部しか合格できない非常に狭き門である。”
 

アクション
“刀を振ったり戦ったりすること…ではない。
アドラーが最も大事にしていた演技術の一つ。ざっくり言うと行動。”
  
アクティング・エリア
“俳優が演技で使用できる範囲のこと。”
  
アトモスフィア
“マイケル・チェーホフ演技術の一つ。雰囲気という意味。
病院には病院のアトモスフィアが、教室には教室のアトモスフィアがある。
と、マイケル・チェーホフは言っている。”
  
アレクサンダー・テクニック
“元々は楽器を弾く人に向けた訓練方法。
頭・首・胴体の緊張を抜くことで自分本来の能力を発揮できるようになるとするもの。
それが演技に転用できることが発見され、近年では演技のテクニックの一つとして
知れ渡っている。”
  
アングラ
“アンダーグラウンドの略。
寺山修二などが代表としてあげられる反商業主義の文化。
それまでの演技表現などをひっくり返すことを目的としていた。。”
  
アンサンブル
“役名のない登場人物のこと。通行人Aなど。”
  
インナー・モノローグ
“口で言うセリフではなく、心の中で思っているセリフのこと。”
  
インプロビゼーション
“通称インプロ。
キース・ジョンストンが提案した演技方法。
枠組みを事前に決めずに行う即興劇のこと。前述したエチュードと同じ即興劇だが、
本番の意味合いが強い。(インプロ自体を本番として行うこともある)”
  
エチュード
“即興劇のこと。
主に台本を元に枠組みを予め決めてから行うものであり、元々音楽用語で練習曲という意味。
後述のインプロとは同じ即興劇だが、こちらは「本番のための練習」という意味合いが強い。”
  
エンダウメント
“創造したもの(道具・できごと)を、実際に信じられるように見立てる作業のこと”
  
オファー
“仕事などの依頼を受けること。
もしくは俳優、役から相手役に対して影響を与える行為のこと。”
  
ゲネプロ
“舞台における、本番を仮定した最後の通し稽古のこと。
衣装・メイクなど実際の本番と同様に上演を行う。”
  
サブテキスト(ポドテキスト)
“台本に書かれてあるセリフの裏にある言葉のこと。
サブテキストの発生、複雑化が近代演技の中心であり、スタニスラフスキーシステム誕生につながった。”
  
シアターゲーム
“演技のトレーニングを目的とした、ミニゲームのこと。”
  
ジブリッシュ
“架空のインチキ外国語のこと。ジブリッシュを用いたシアターゲームなどがある。”
  
ジャスティフィケーション
“シーン内行動の理由づけのこと。行動に理由づけすることによって、よりイマジネーションを呼び込みやすくなる方法。”
  
スタニスラフスキー
“ロシアの偉大な演出家・演技講師。
現代演技術の父。それまで、才能に頼っていた演技を体系的に習得できるようにした人。
実家は大金持ちで、家の庭にスタニスラフスキー家専用の劇場がある環境で過ごした。
名著「俳優の仕事(旧・俳優修業)」がある。”
  
ステータス
“別名ステイタスとも呼ばれる。役の社会的地位や立場のこと。”
  
ステラ・アドラー
“アメリカの女優・演技講師。
親や兄弟がほとんど俳優の俳優一家。
スタニスラフスキーの後継者の一人で、伝説の劇団「シアターギルド」出身者。
同劇団内で、直接スタニスラフスキーに指導を受けた唯一の人。(他の人は孫弟子)
マーロン・ブランドなどを輩出した「アドラー演技学校」の校長。”
  
センソリー
“五感の記憶の別名。
よく五感の記憶を鍛えるトレーニングと同意義で使用されることもある。
陽に当たる感覚を創造するレッスンや温かいコーヒーのレッスンが有名。”
  
大根役者
“下手な役者のこと。
因みに英語では「Ham actor」「poor actor」と言います。
Ham actorは演技過剰でわざと臭い役者。poor actorは単純に下手くそということらしい。”
  
ニューヨークアクターズスタジオ
“リー・ストラスバーグが芸術監督をつとめた、世界最高峰の演技学校の一つ。
ロバート・デ・ニーロやマリリン・モンローなどの名優を多数輩出した。
リー・ストラスバーグ存命時は非常に厳しい試験が行われ、
年に数人ほどの合格者しかいない狭き門だった。
現在は合格基準を非常に緩め、万人に開かれた学校となっている。”
  
ビート
“スタニスラフスキーが残した演技術の一つ。
シーンを演じられる単位に細かく分けたもの。詳しくはグリーンロードで教えてます!”
  
フィジカルシアター
“主に身体を利用した演目のこと。台本やセリフの詳細が決められていないこと
が多い。
独特の雰囲気がある。”
  
ブロッキング
“シーン中の動作や導線を決めていく作業のこと。”
  
プロット
“脚本のおおまかなストーリーやできごとのこと。詳細なセリフなどがない、あ
らすじのようなもの。”
  
プロンプ
“演者がセリフを忘れた時に正しいセリフを出すこと。
昔、俳優の下積みはプロンプを出す人からスタートするという風潮があったそうな。”
  
べラレーヌ・システム
“フランスのべラレーヌ女史が開発した演技テクニック。セルクルという「心の
せりふ」を大事にしている
演技法。”
  
マクガフィン
“ヒッチコックによって普及した単語。物語における、人物・出来事の動機となるもの。
マクガフィン自体はマクガフィンは代替え可能なものだとしている。
作中での説明がほとんどない、全くないものもある。”
  
マジック・イフ
“スタニスラフスキーが残した演技術の一つ。
俳優が与えられた状況を強制なく信じられるための技術。”
  
ミザンス
“略さず言うとミザンセーヌ。全体の配置のこと。舞台では役者の立ち位置など
のことを指す。”
  
ムーブメント
“動作のこと。自然な動きを手に入れる訓練を、ムーブメントトレーニング、と
いう。”
  
メソッド/メソード
“演技の方法論のこと。
リー・ストラスバーグの演技論のことと勘違いされがちだが、もっと広義。”
  
モスクワ芸術座付属養成所
“正式にはモスクワ芸術座付属演劇大学。
スタニスラフスキーシステムの正式な後継機関とされている。
世界最高峰の演技学校の一つ。
現在は昔ほどの権威はないが、モスクワ芸術座は未だに世界最高の劇場とされている。
モスクワ芸術座のレパートリーに入ることは、演出家の名誉。”
  
モーメントビフォア
“台本に書かれていないが、演じるシーンの前に起きていること”
  
ラバン・システム
“ルドルフ・フォン・ラバンという人が開発した舞踊の動作システム。その俳優
においても有用性が
認められ、海外では演技学校のカリキュラムに取り入れられている。
動きの性質を定め、その組み合わせによって動いていくシステム。
動きの性質は、直線的・非直線的、強い・軽い、速い・遅い、などの組み合わせがある。
例:非直線的で軽くて速い など”
  
ランスルー
“映画、ドラマにおけるゲネプロ。本番と同様に通して撮ってみること。”
  
リー・ストラスバーグ
“ウクライナ出身の俳優・演技講師。
スタニスラフスキーの後継者の一人で、伝説の劇団「シアターギルド」出身者。
アメリカのトップ俳優養成機関「ニューヨークアクターズスタジオ」芸術監督。
スタジオにてロバート・デ・ニーロをはじめとする、有名俳優を多数輩出する。”
  
レペテーション
“日本で流行している演技の訓練方法。諸説あるため、明記できないが、ざっく
り言うと繰り返し訓練法。
基本的に2人1組で行い、心をフラットな状態にして、言葉のキャッチボールを行う。”
  
ワークショップ
“体験型学習のこと。演劇以外のジャンルもよくある。”
  
異化効果
“ドイツの演出家、プレヒトによって生み出された手法、演技術。
日常性を異常化させて、芝居を脱習慣化させる方法。
簡単に言うと芝居の中にいきなり「え?」という疑問を生じさせることにより、
観客の客観性を保つ手法。”
  
感情の記憶
“別名「バーニングメモリー」。
俳優自身の経験した感情を使用した演技術。ストラスバーグ派が最も大事にしている演技術の一つ。”
  
旧劇
“能や歌舞伎などの日本の古典芸能のこと。
戦後を基準として、それよりも前の芸能のことを指すこともある。”
  
五感の記憶
“スタニスラフスキーが発見した演技術。ストラスバーグ派が最も大事にしてい
る技術の一つ。
嗅覚・味覚・視覚・触覚・聴覚を用いた演技術。
人間の感情は五感と関連付けして覚えられるため、感情を思い出すために、五感からアクセスするという方法。”
  
集中の輪
“スタニスラフスキーが残した演技術の一つ。
第1、2、3の輪がある。自身の集中のコントロールを行うための技術。”
  
新劇
“旧劇に該当されない劇。戦後、海外から入ってきた劇のこと。”
  
野口体操
“野口三千三さんが編み出した体操。
身体による人間変革というものを掲げ、柔らかい身体の獲得を目指す、身体の力を抜くのにとてもいい体操。
現代の身体表現、舞踏などの中核とされることが多い。”

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